インティマレーザーとは
インティマレーザーは、欧州(スロベニア)の老舗レーザーメーカーであるFOTONA社が開発したレーザーで、アメリカFDAや欧州MedicalCEで認可されている信頼性の高い医療機器です。切開が不要な非蒸散サーマルモード(Smooth Mode)により組織の血流改善・コラーゲン新生を促します。
インティマレーザーの適応疾患
- 腹圧性尿失禁(産後尿もれ)
- 過活動膀胱
- 骨盤臓器脱
- 膣弛緩症(腟のゆるみ、お湯もれ)
- 萎縮性膣炎
- いびき
- AGA
- ED
- 慢性前立腺炎
など
上記のように多彩な適応があり、海外の様々な国で多くの治療実績があり、また、学会発表や論文報告も多くされています。
当院の院長は、インティマレーザーの権威であるGaspar先生(アルゼンチン・メンドーサ大学婦人科 元教授)から直接指導を受けており、様々な疾患に対しレーザー治療を行っています。ご不明点などありましたら、なんでも相談下さい。
関西初、ロボット式レーザーを導入
当院では最新型のロボット式レーザー(Gランナー)を関西で初めて導入しました。
マニュアル式では術者によってどうしても照射範囲にムラができ、照射できない範囲が認められる可能性がありますが、ロボット式ではそのような心配がなく全範囲に照射できるため、高い効果が期待できます。以前、前述のGaspar先生と食事をした際に“どのタイプのレーザーがお勧めですか?”と質問したところ、“Gランナー(ロボット式)!”と即答して頂き、当院での導入を決断しました。
インティマレーザー(腹圧性尿失禁の治療)の合併症
腹圧性尿失禁におけるインティマレーザー治療の合併症(副作用)は以下のとおりです。
合併症 | 発生頻度 | 備考 |
---|---|---|
浮腫 | 100.0% | 一時的 最長48時間 |
疼痛(治療中) | 14.7% | 麻酔なしで最大10段階スコア3 |
疼痛(治療後) | 4.3% | 一時的 最長1週間 |
表在性熱傷 | 1.6% | 7〜10日で完治 |
出血 | 3.7% | ピンポイントブリーディング(すぐに回復) |
膣分泌物の増加 | 5.4% | 一時的 最長4日 |
新たな急性尿失禁 | 3.2% | 一時的 最長3週間 |
インティマレーザーのデメリット
- 保険適応とならず、自費診療となる
- 治療改善後、時間の経過とともにコラーゲンが減少するため、もう一度レーザーをあてる必要がある
(約1年半~2、3年が目安です。※個人差がございます。)