関西初 前立腺肥大症の日帰り手術「ウロリフト」
関西初導入
当院の前立腺肥大症手術の実績が認められ、他施設よりも早くウロリフト実施施設に選ばれています。
ウロリフト(UroLift)システムによる治療法は米国泌尿器科学会と欧州泌尿器科学会のガイドラインにて、前立腺肥大症の治療として推奨されています。世界中で、30万人以上の男性がウロリフトシステムで治療を受けています。(2022年4月現在)
2022年4月に保険適応になりました。
当院では、局所麻酔により施行していますので、術後すぐに帰宅可能です。
ウロリフト(経尿道的前立腺吊り上げ術)とは
前立腺のなかに小型のインプラントを埋め込み、肥大した前立腺を持ち上げて尿道を広げ、排尿しやすくする治療法です。前立腺組織の切開、加熱、切除が不要な治療法で、体への負担が少ないのが特徴です。
これまでの前立腺肥大症の手術と異なり、性機能を温存できると期待されています。
ウロリフトの特徴
- 服薬より迅速な症状改善
- 経尿道的前立腺切除術(TURP)などの外科手術よりもリスクが低い
- 性機能の温存
- 数日後に日常生活への復帰
- 生活の質の改善
- 前立腺肥大症に対する服薬の継続が不要の可能性
- 多数の臨床研究論文発表および5年間の臨床データ
ウロリフトシステムの仕組み
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①
デリバリーデバイスを経尿道的に標的とする閉塞部位まで挿入します。
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②
デリバリーシステムから送り出すニードルを介して留置される小型のインプラントによって、閉塞の原因となっている左右の前立腺葉を圧迫し、牽引します。
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③
システムによる治療は、閉塞した尿道を再拡大することにより、迅速で信頼性の高い症状の緩和を提供します。
ウロリフトの治療後
これまでの前立腺肥大症の治療の中でも術後カテーテル挿入率が低いです。
多く見られる合併症
軽度から中程度の症状となります。症状の多くは術後2~4週間以内に消失します。
- 尿失禁
- 尿路感染症
- 排尿困難
- 排尿痛
- 排尿時灼熱感
- 尿意切迫感
- 尿意制御不能
- 血尿
- 骨盤痛
- 結石付着
前立腺のなかに埋め込んだインプラントは後から抜くことができ、
治療前の状態に戻ることができますので、一度試してみることも可能です。
本治療は医療保険が適用され、また高額療養費制度が利用可能です。